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近作多彩に イラン映画祭 広島 来月6日から

 「広島イラン愛と平和の映画祭」が8月6~12日、広島市中区のシネツインである。イランの毒ガス被害者の支援に取り組むNPO法人モースト(広島市東区)の主催。3回目の今回は、日本未公開を含むイラン作品6本を上映する。

 遠くで銃声がする不安定な情勢下、病身の夫と暮らす女性を描く「ナバット」は、静かに戦争の悲劇に迫る。病院まで女性を運んだタクシー運転手がそこから戻れなくなるミステリー「TODAY」など、2011~15年に製作された多彩な作品を届ける。

 被爆直後の広島へ医薬品を届けたスイス人医師を描くアニメ「ジュノー」、時川英之監督のドキュメンタリー「どうして広島に来たの?」も2本で1プログラムとして上映する。

 連日午後7時からと9時からの2回上映。6~8日の上映後には監督や主演俳優のトークもある。1プログラム券1500円(前売り1200円)、全7プログラム券7千円。モーストTel082(223)0790。(余村泰樹)

(2016年7月23日朝刊掲載)

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