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「反核の火」1118人つなぐ 県内リレー 広島の平和公園に到着

 核兵器廃絶を訴えながら県内全23市町を走る「反核平和の火リレー」の最終走者が22日、平和記念公園にゴールした。平和運動などに取り組む8団体の実行委員会が主催。10~70歳代の1118人が17日間で790区間890・5キロをつないだ。

 午後6時、被爆者や労働組合員たち8人が原爆慰霊碑前に到着。実行委メンバーら約30人が拍手で出迎え、全員で慰霊碑に黙とうした。最終走者を務めた新田康博委員長(27)は「被爆の記憶を風化させないため、少しでも被爆者の思いを継いでいきたい」と話した。

 リレーは35回目。6月29日に同公園の「平和の灯(ともしび)」からトーチに採火し、出発した。(益田里穂)

(2016年7月23日朝刊掲載)

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