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三重吉の功績を世界へ 広島の平和公園内 英訳付き説明板

 広島市出身の作家鈴木三重吉(1882~1936年)を顕彰する「赤い鳥文学碑」など平和記念公園内の5カ所に、英訳付きの説明板が新設された。同碑前で22日、鈴木三重吉赤い鳥の会の長崎昭憲会長(69)が、三重吉の母校本川小の児童にその功績を語り聞かせた。

 説明板は広島西南ロータリークラブ(杉川聡会長)が創立30周年を記念して寄付。原民喜詩碑や「平和の池」などにも設置された。

 赤い鳥文学碑の説明板は、児童文芸雑誌「赤い鳥」を創刊した三重吉の生涯や信念を紹介している。長崎会長は「子どもたちに夢を与えた三重吉の偉業が、外国人観光客も含めてより広く深く伝わればうれしい」と話していた。(石井雄一)

(2016年7月23日朝刊掲載)

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