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平和の願い 灯籠の絵に 三次市三良坂で市民の作品展

 三次市三良坂町の三良坂平和美術館で、平和をテーマに市民たちがデザインした灯籠の側面を飾る絵の作品展が開かれている。広島市中区の平和記念公園に寄せられた折り鶴を再利用し、平和への願いを込めた。24日まで。

 縦27センチ、横78センチの用紙に、色とりどりの折り鶴を貼り付けた灯籠の絵約700点を展示。オバマ米大統領の似顔絵に「HOPE」の文字を描いたり、「71年前、父は原爆で亡くなりました 二歳だった私を残して… 平和な未来を子どもたちに」などの言葉を盛り込んだりした作品が壁いっぱいに掲げられている。

 三次市と同美術館の主催。5年目の今年は広島東洋カープの中村恭平、西川龍馬、鈴木誠也の3選手から寄せられた平和メッセージも展示している。

 元泉園子館長(58)は「さまざまな国や世代の人たちの折り鶴を使った作品を通じて平和への思いをはせてほしい」と話す。作品展は無料。同美術館Tel0824(44)3214。(野平慧一)

(2016年7月23日朝刊掲載)

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