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平和公園の樹木に傷 刃物使用か 器物損壊疑い捜査 広島市中区

 広島市中区の平和記念公園にあるヤマモモの木に、約20センチ四方の傷が付けられているのが25日朝、見つかった。広島中央署が器物損壊の疑いで捜査している。

 ヤマモモの木は、原爆資料館の北方約300メートルにあり高さ約10メートルで、地上約1・5メートルの幹に、アルファベットの「M」のような傷があった。鋭利な刃物のようなもので付けられたとみられ、深さは約1センチだった。同日午前8時ごろ、市に情報提供があり職員が110番した。

 市職員が腐食を防ぐため、傷に殺菌剤を塗った。傷はふさがっていくが、完全には治らないという。市緑政課の石田照人課長は「なぜこんなことをするのか。許せない行為」と話し、警備員による巡回を強化するとした。

(2016年7月26日朝刊掲載)

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