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炎のリレー つなげ平和 山口県和木を出発 400人で600キロ

 核兵器廃絶や被爆者援護法の改正を訴えて県内を走る反核平和の火リレーが25日、和木町を出発した。全19市町の約600キロを約400人の走者でつなぎ、8月8日に山口市の県庁前でゴールする。

 労働組合などでつくる日本青年学生平和友好祭県実行委員会の主催で31回目。岩国市役所前では市職員の柳川大輔さん(28)が、市職員の佐藤宏和さん(30)から平和記念公園(広島市中区)の「平和の灯(ともしび)」から採った火をトーチに受け取り、走りだした。

 岩国市の中村俊文総務課長が「ことしはオバマ米大統領が広島を訪問した歴史的な年。みなさんの地道な取り組みがスピーチにつながった」と激励。佐藤さんは「平和への思いを絶やさず、次世代につなぐ気持ちで走った」と話していた。(野田華奈子)

(2016年7月26日朝刊掲載)

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