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被爆を学ぶ12回講座 原爆資料館が中高生募集

 原爆資料館(広島市中区)は、本年度の中・高校生ピースクラブの参加者を募集している。12回の連続講座で被爆の実態を学ぶ。

 11年目となる今回初めて、全国の自治体から派遣される青少年を招いて交流する平和学習会「ヒロシマ青少年平和の集い」を8月に開催。各地の取り組みを学んだうえで、被爆地から平和のメッセージを一緒に発信する。

 また、これまでは8月までの活動だったが、来年3月まで年間を通した日程に拡充。留学生との交流や参加者による自主企画などを新たに取り入れる。

 8月6日は平和記念式典に出席。「原爆の子の像」のモデルになった佐々木禎子さんをテーマにしたポスター展を資料館で開き、受講生が会場で来場者に説明する。8月8~10日は長崎市を訪れ、市主催の青少年ピースフォーラムや、平和祈念式典に参加する予定。

 対象は、広島市内に住むか通学している中高生。先着30人。20日締め切り。参加費7600円(長崎市までの交通費・宿泊費・食費などの一部)。資料館啓発課Tel082(242)7828。

≪主な日程≫
 5月27日~7月29日に計5回 被爆の実態についての学習など

 8月5日 ヒロシマ青少年平和の集い、6日 平和記念式典、サダコと折り鶴ポスター展、8~10日 長崎市を訪問。平和学習

 9月~来年3月に計4回 留学生との交流、自主企画による活動(2回)、1年間を振り返って

(2012年5月8日朝刊掲載)

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