×

ニュース

被爆者の言葉 継ぐ朝 「学ぼうヒロシマ」活用 福山・盈進中高 読書の時間

 福山市千田町の盈進中高は、中国新聞社が中学・高校生向けに作った平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」を授業で活用している。朝の読書の時間に読むなどして、被爆の実相を学んでいる。

 今月上旬、朝の読書の時間に毎日10分間、中高の計約1200人が机に新聞を広げた。被爆体験や原爆投下の背景などの理解を深める。高校1年山田芽以さん(16)は「被爆者の言葉が生々しく伝わってくる」と語る。

 2013年から毎年7月、朝の読書の時間に活用。ほかに英語や社会、道徳の授業にも取り入れている。盈進中高の延和聡教頭は「平和学習には格好の教材。次世代に思いをつなげられるようになってほしい」と期待する。(細田一歩)

(2016年7月28日朝刊掲載)

年別アーカイブ