×

ニュース

原発の再稼働 広島県に反対要請 作家や弁護士ら

 広島県内在住の作家や弁護士らでつくる「さよなら原発ヒロシマの会」(広島市中区)は7日、中国電力島根原発(松江市鹿島町)と四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働に反対するよう求める要請書を県に提出した。

 要請書は運転停止中の両原発に関し「いずれも事故があれば県民に甚大な被害が及ぶ」と指摘。湯崎英彦知事に、①両原発の再稼働には県の同意が必要と表明する②伊方原発の再稼働を当面認めない―の2点を求めた。

 共同代表で詩人のアーサー・ビナードさん(44)=中区=は「国の対策を待たずに、県民の命を守る独自の行動を見せてほしい」と訴えた。応対した県危機管理課は「知事に伝える」とした。

(2012年5月8日朝刊掲載)

年別アーカイブ