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平和大行進 東京を出発 8月4日広島着

 全国11コースを歩いて核兵器廃絶を訴える「平和大行進」(日本原水協など主催)の第1陣が6日、東京・夢の島の第五福竜丸展示館前を出発した。原発事故を受けて、エネルギー政策の転換も訴えながら8月4日の広島市到着を目指す。

 出発集会には平和団体などの関係者約900人が参加。広島まで歩く東京都羽村市の渡辺正郎さん(64)が「核兵器廃絶と原発ゼロを願い、90日間歩きたい」と決意表明した。

 参加者は「なくそう核兵器」「原発再稼働は許さない」などと書いたのぼりを掲げて出発。岩手県宮古市からは大漁旗18枚も寄せられ、宮城県名取市から参加した鹿又静子さん(70)は「被災地の復興への願いも込めたい」と旗を手に歩いた。

 ことしで55回目。6日は北海道・礼文島から東京を目指すコースも出発した。沖縄県や和歌山県などからも順次、行進団が出発する。(山本洋子)

(2012年5月8日朝刊掲載)

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