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原爆焼3点展示始まる 福山の県立歴博

 原爆の日の8月6日、同9日を前に、福山市西町の県立歴史博物館で7月29日、初公開2点を含む原爆焼3点の展示が始まった。8月14日まで。無料。

 原爆焼は第2次世界大戦後、広島市の爆心地近くの土を混ぜて福山市神辺町の団体が作った陶器。これまでに広島県と岡山県で計7点が見つかり、形の異なる3種類が確認されている。

 同館では「白釉(はくゆう)茶わん」「長湯飲み茶わん」「丸湯飲み茶わん」の3種が、1点ずつ並ぶ。展示されている白釉茶わんと丸湯飲み茶わんの公開は初めて。

 神村小3年の岡田俊哉君(9)=福山市宮前町=は「たくさんの人が気持ちを込めて作った物だと思う」と見入っていた。(福田彩乃)

(2016年7月30日朝刊掲載)

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