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核なき世界へ折り鶴 山口で「平和のための戦争展」

 「山口・平和のための戦争展」が29日、山口市中央の市民会館で始まった。広島、長崎に届けるための折り鶴作りや、原爆の被害を伝えるパネル展示などがある。実行委員会が主催し、ことしで19回目。31日まで。

 折り鶴作りは、多くの子どもに参加してもらおうと初めて企画した。このほか、福島第1原発事故による放射能汚染や、ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤被害などを伝えるパネルも並ぶ。

 同会館では全国高校総体(インターハイ)バレーボール男子の開会式もあり、選手も折り鶴を折った。天理(奈良)の3年橋詰正輝選手(17)は「戦争と核兵器のない世界を願った」と話した。8月中に実行委のメンバーが広島、長崎へ持参する。(佐藤正明)

(2016年7月30日朝刊掲載)

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