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原発で火災想定 中電が消防訓練 松江

 中国電力は29日、島根原発(松江市鹿島町)で火災発生を想定した総合消防訓練をした。年に1度の訓練で約120人が参加した。

 3号機近くの軽油タンクで漏れた油から出火したと想定。中電社員たちの自衛消防隊と、続いて到着した松江市消防本部の隊員が、火に見立てた布に約20分間放水した。1人が負傷したとしてドクターヘリで県立中央病院(出雲市)に搬送する訓練もあった。

 立地自治体の県、松江市と、原発30キロ圏の周辺自治体のうち鳥取県、安来市の職員計8人が視察した。訓練後、中電島根原子力本部の桑谷正雄広報部長は「今後もさまざまな事態を想定し、訓練を積み重ねたい」と話した。

(2016年7月30日朝刊掲載)

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