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「大和」と呉の空襲学ぶ 広島・山口の中高生が交流

 地域貢献や国際理解を目指す中高生の奉仕団体「インターアクトクラブ」(IAC)の広島、山口地区大会が31日、呉市宝町の大和ミュージアムであった。

 広島、山口両県の中学、高校計17校から114人が参加。ボランティアガイドの解説で館内を巡り、戦艦大和が造られた一方で空襲により多くの市民が犠牲になった呉市の歴史を学んだ。

 大会は30日から2日間の日程で開かれ、初日は戸高一成館長たちの講演を聞いてグループで感想をまとめた。清水ケ丘高(同市)IACの2年大浦彩香さん(16)は「2日間を通して戦争の悲惨さをあらためて感じた。他校の生徒とのつながりを大切に交流を続けたい」と話していた。(小笠原芳)

(2016年8月1日朝刊掲載)

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