×

ニュース

中高生 核廃絶署名集め 7校60人 広島で結団式

 「核廃絶!ヒロシマ・中高生による署名キャンペーン」の結団式が31日、広島市中区の広島女学院高であった。県内外の中高生が来年5月まで核兵器廃絶を求める署名を集め、平和首長会議(会長・松井一実広島市長)を通じて国連本部に届ける。

 同高のほか、修道高(中区)、盈進中高(福山市)など7校の約60人が参加。松井市長が「原爆の惨禍を繰り返してはならないという被爆者の思いを伝えてほしい」と激励した。

 生徒は式後、原爆ドーム周辺など4カ所の街頭で署名を呼び掛け、核兵器禁止条約の必要性を訴える趣意書も配った。女学院高2年和田優里香さん(17)=東区=は「オバマ米大統領の広島訪問もあり、外国人の関心も高い。今がチャンスと思って頑張る」と話した。

 活動は広島、沖縄両県の高校生が2008年に開始。これまでに約42万3600筆を集めている。(菊本孟)

(2016年8月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ