×

ニュース

核兵器廃絶 「灯」の誓い 平和公園で集い 広島市中区

 原爆の日を前に、核兵器廃絶を願う「ヒロシマ平和の灯(ともしび)のつどい」が31日、広島市中区の平和記念公園であった。外国人観光客や市民たち約90人が火をともしたろうそくを携え、祈りをささげた。

 旧ソ連時代に核実験場があったカザフスタンから山陽女学園高等部(廿日市市)に留学しているカリーナ・ナイマンバエワさん(15)が、公園内の「平和の灯」から採火。参加者はろうそくに火を分け合った後、黙とう。原爆慰霊碑の周りを静かに歩いた。

 市女性団体連絡会議と市の主催で18回目。同会議の貴田月美会長(65)は「高齢化する被爆者が生きている間に核廃絶を実現できるように、ヒロシマから声を上げ続けないといけない」と話していた。(菊本孟)

(2016年8月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ