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段原中で原爆慰霊祭 広島市南区 被爆体験伝える講演も

 広島市南区の段原中で31日、原爆死没者の慰霊祭があった。全校生徒や地元住民約600人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。

 同校の前身は市立第一国民学校。現在の中区昭和町付近で建物疎開作業中の生徒と教員50人が原爆の犠牲となった。参列者は黙とう後、校内にある慰霊碑に花や折り鶴をささげた。3年三木俊知(としあき)さん(15)は「二度と戦争が起きないよう未来に伝えていく」と誓った。

 段原中学校区ふれあい活動推進協議会の主催。慰霊祭に先立ち、広島大の北川建次名誉教授(81)=佐伯区=が講演し、自らの被爆体験を生徒たちに伝えた。(根石大輔)

(2016年8月1日朝刊掲載)

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