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お好み焼き「平和」のせ 広島などの36店 原爆の日前に企画

 広島県内のお好み焼き店が原爆の日を前に1日、来店客にお好み焼きの上にマヨネーズで平和のメッセージなどを書いてもらう企画「ピース焼き」を始めた。広島市、廿日市市、尾道市など5市2町の36店が参加している。6日まで。

 ソースメーカーやお好み焼き店でつくる一般財団法人「お好み焼アカデミー」(広島市西区)が、平和への願いを国内外に伝えようと企画し、初めて本格的に実施した。

 お好み焼きの上に「peace(平和)」などの文字や笑顔のイラストをあしらってもらう。店によっては客の要望に応じて店員がイラストを描く。客には会員制交流サイト(SNS)に写真を載せるよう促す。

 参加店の名前や場所は同法人のホームページで紹介している。鉄ぱんダイニングジューシ(広島市南区)では折り鶴の絵を描く。祖母が被爆した石内翔大オーナーは「この取り組みを通じて、次世代に原爆の歴史を伝えていきたい」と話している。(小林可奈)

(2016年8月2日朝刊掲載)

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