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近づく8・6 アートで発信 広島市中区で2作品展

 原爆の日を前に、平和をテーマにした作品展が広島市中区で相次ぎ開かれている。

 旧日本銀行広島支店では、高校生グループ「世界の子どもの平和像(せこへい)ヒロシマ」が「せこへい美術館」を開催。オバマ米大統領の広島訪問を題材に若者や芸術家の25点が並ぶ。「PEACE」の文字を並べたオブジェ(高さ約4メートル)は、訪問翌日の5月28日付の新聞紙面などを貼った段ボール箱で組み上げている。入場無料で7日まで。

 県民文化センターでは、広島平和美術協会が主に平和をテーマにした書や絵計226点を4日まで展示。「生け花」コーナーには、8等分に割いた竹をダイナミックにしならせて天井に飾り、折り鶴をあしらった作品もある。

 訪れた東広島市の久保田浩子さん(61)は「いろいろな平和の表現があり興味深い」と見入っていた。入場料300円。中学生以下と被爆者は無料。(坂本顕)

(2016年8月3日朝刊掲載)

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