回天の悲劇 漫画で学んで 周南の協会 高校生に「特攻の島」寄贈
16年8月3日
山口県周南市の周南観光コンベンション協会は2日、同市の大津島に訓練基地の遺構が残る旧日本軍の特攻兵器「回天」の搭乗員を描く漫画「特攻の島」を、同市と下松、光市の全15高校に贈った。原田康宏会長たちが周南市鐘楼町の徳山高を訪れ、刊行中の全1~8巻を託した。
原田会長は「回天のことを地元の高校生にぜひ知ってほしい」と強調。受け取った図書委員長の3年山近麗子さん(18)は「読んで勉強し、機会があれば大津島にも行ってみたい」と話した。
回天の史実を伝えようと同協会が取り組む「平和の島プロジェクト」の一環。今回の購入費用は、プロジェクトで開発、販売した回天関連の土産物やグッズの収益で賄った。
同協会は昨年も、周南市内の全15中学校と下松、光市の市立図書館に特攻の島を贈っている。(桑田勇樹)
(2016年8月3日朝刊掲載)
原田会長は「回天のことを地元の高校生にぜひ知ってほしい」と強調。受け取った図書委員長の3年山近麗子さん(18)は「読んで勉強し、機会があれば大津島にも行ってみたい」と話した。
回天の史実を伝えようと同協会が取り組む「平和の島プロジェクト」の一環。今回の購入費用は、プロジェクトで開発、販売した回天関連の土産物やグッズの収益で賄った。
同協会は昨年も、周南市内の全15中学校と下松、光市の市立図書館に特攻の島を贈っている。(桑田勇樹)
(2016年8月3日朝刊掲載)