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原爆・平和 市民ら学ぶ 「ピースフォーラム」開講 広島

 原爆・平和を幅広い視点から考える連続講座「ヒロシマ・ピースフォーラム」が12日、広島市中区の原爆資料館東館で始まった。公募の市民と市立大(安佐南区)の学生の計112人が、平和な世界をつくるためにできる身近な活動などを掘り下げていく。

 初回は市立大広島平和研究所の水本和実副所長が講義。水本副所長は「広島は人一倍傷つけられ、人の痛みが分かる場所。平和を考えることで得られる癒やしの意味を考えてほしい」と問題提起した。

 参加者は10グループに分かれ、世界の平和の課題などを討議。市立大3年の大鼻健太さん(20)=安佐南区=は「違う年代の人と議論できるのが面白い。自分の考えを深めていきたい」と話していた。

 講座は市と市立大主催。被爆者や作家の那須正幹さんたちを講師に、7月21日まで計6回学ぶ。(藤村潤平)

(2012年5月13日朝刊掲載)

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