廿日市の8・6 継承 記憶証言 有志がDVDに
16年8月4日
廿日市市や市民などでつくる「はつかいち平和の祭典実行委員会」などが、1945年8月6日に廿日市市にいた市民が当時の記憶を語るDVD「廿日市市から見た原爆の記憶」を作った。多くの被爆者を受け入れた小学校の様子などを当時10~20代だった4人が振り返っている。
DVDは4枚組みで、1枚に1人の証言を15~20分間収録。爆心地から12~15キロ離れた場所で見たきのこ雲や小学校での救護活動を回顧し「爆風でガラスが割れた」「朝も夜も分からず一生懸命に看護を手伝った」などと語っている。
戦後70年事業の一環として昨年度収録。若者への継承を狙い、聞き手に地元のコミュニティーFM「FMはつかいち」の20代パーソナリティーを起用した。
DVDは、はつかいち市民図書館など市内3カ所の市民図書館や市教委生涯学習課で貸し出している。実行委の小左古登志江委員長(71)は「廿日市の8月6日はあまり知られていない。DVDを見て戦争の悲劇を身近に感じてもらいたい」と話す。(山瀬隆弘)
(2016年8月4日朝刊掲載)
DVDは4枚組みで、1枚に1人の証言を15~20分間収録。爆心地から12~15キロ離れた場所で見たきのこ雲や小学校での救護活動を回顧し「爆風でガラスが割れた」「朝も夜も分からず一生懸命に看護を手伝った」などと語っている。
戦後70年事業の一環として昨年度収録。若者への継承を狙い、聞き手に地元のコミュニティーFM「FMはつかいち」の20代パーソナリティーを起用した。
DVDは、はつかいち市民図書館など市内3カ所の市民図書館や市教委生涯学習課で貸し出している。実行委の小左古登志江委員長(71)は「廿日市の8月6日はあまり知られていない。DVDを見て戦争の悲劇を身近に感じてもらいたい」と話す。(山瀬隆弘)
(2016年8月4日朝刊掲載)