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原爆死没者を児童らが追悼 広島市中区の広瀬小

 広島市中区の広瀬小で3日、学区の原爆死没者慰霊祭があった。地元の慰霊事業委員会などの主催。児童や被爆者たち295人が犠牲者を追悼し、平和を祈った。

 校内にある慰霊碑の前で開催。児童183人による「折り鶴」の合唱後、全員で黙とうをささげた。

 自身も被爆者で同委員会の寺田稔会長(82)は「被爆者は高齢化しているが、世界恒久平和への願いを継承しなくては」とあいさつ。同小6年の中司大凱君(12)と角嶋莉帆さん(12)は「平和の思いが世界中に広がるよう小さな努力を続けたい」と誓いを述べた。

 爆心地に近い同学区の慰霊祭は2004年から毎年開かれ、ことしで13回目。

(2016年8月4日朝刊掲載)

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