×

ニュース

騒音測定器「浜田以外にも」 島根県、設置を検討

 島根県浜田、益田、江津市と川本、邑南町の3市2町でつくる「石見地区在日米軍機飛行騒音等対策連絡会」は15日、浜田市で連絡会議を開いた。自治体が連携強化し、米軍機の低空飛行訓練中止に向けて要請していくことで一致した。

 県と各市町の担当者9人が参加。県の担当者が、2011年の米軍機とみられる目撃情報は3市2町で計240件と、前年比31件増加したことを報告した。訓練中止要請には、詳細なデータの提示が重要とし「昨年12月末に浜田市が設置した騒音測定器を他の市町に設置できるよう前向きに検討する」と述べた。

 市町側から「各自治体が単独で要請するのではなく、3市2町連名での中止要請が抑止につながる」「駐日米国大使や米海兵隊岩国基地などにも、住民の苦悩を継続的に訴えていく必要がある」などの意見があった。(浜岡学)

(2012年5月16日朝刊掲載)

年別アーカイブ