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慰霊祭に630人 核廃絶を誓う 教師と子どもの碑前 広島市中区

 原爆で犠牲になった子どもや教職員の慰霊祭が4日、広島市中区の平和記念公園南側の緑地帯にある「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」の前であった。市内56小中学校の児童生徒や遺族たち約630人が参列し、折り鶴や花を手向けた。

 全員で黙とう後、生徒代表の城南中3年荒田暉斗(てると)さん(14)が「核兵器廃絶と世界平和に向け、今すぐできることから始め、踏み出すのが私たちの責務」と力強く誓った。

 教え子を抱えた女性教師をモチーフにした碑は1971年、校長会や県教組などでつくる建設委員会が建立。教職員や子どもたちの募金を充てた。慰霊祭は70年に始まり、47回目。

(2016年8月5日朝刊掲載)

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