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広島市職員ら「核廃絶へ力」 市役所前で追悼

 広島市は5日、市原爆死没公務員追悼式を市役所本庁舎前広場の碑前で開いた。

 遺族や職員たち181人が出席し、全員で黙とうした。松井一実市長は「オバマ米大統領の広島訪問を追い風として、核兵器廃絶の国際的機運を高めるよう全力で取り組みたい」とあいさつ。参列者は順次、献花した。

 都市計画課に勤めていて当時の市役所4階で被爆した中谷ミサ子さん(92)=写真・西区=は「平和は近づいているように思えるが、まだまだ。若い皆さんの努力に期待したい」と語った。

 市によると、職員と議員計455人が原爆で亡くなった。追悼式は1966年から開かれ、51回目。

(2016年8月6日朝刊掲載)

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