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　オバマ米政権が核実験の禁止を呼び掛ける国連安全保障理事会決議案を提出する方針を固めたことについて、岸田文雄外相は５日の記者会見で「日本は包括的核実験禁止条約（ＣＴＢＴ）を促進していく立場にある。引き続き米国とは意思疎通を図っていきたい」と期待感を示した。

　ただ、岸田氏は「米国は公式に発表をしていない」として、決議案の提出方針の評価については明言を避けた。日本が決議案を共同提出する可能性や、爆発を伴わない新型核実験を対象に含めるべきかどうかについても「仮定の内容に答えるのは控える」とした。

（２０１６年８月６日朝刊掲載）