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証言DVD 相次ぎ上映 廿日市市内

 広島への原爆投下時の廿日市市の光景を伝えるDVD「廿日市市から見た原爆の記憶」が市内各地の市民センターで相次いで上映される。

 中央市民センター(天神)では7日午後1時からの「平和の祭典」の中で上映。近くの廿日市小での救護活動に加わった森久美さん(97)の証言を流す。この日は、被爆体験に基づく一人芝居や朗読もある。センターは「さまざまな形であの日の記憶をつなぎたい」とする。

 地御前市民センター(地御前)は29日午後1時半からの平和学習DVD鑑賞会で、宮島からきのこ雲を見た佐伯弘登さん(82)が語る場面を紹介する。「平和の尊さを考えるきっかけに」と期待する。

 宮島町の宮島市民センターは4日まで、佐伯さんの証言を1階ロビーのテレビで流してきた。立ち止まって見入る観光客も目立ったという。8~31日は同町の杉之浦市民センター1階ロビーで放映する。(山瀬隆弘)

(2016年8月6日朝刊掲載)

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