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新庄ナイン黙とう 大阪、監督「離れても意識を」

 第98回全国高校野球選手権大会に出場する新庄ナインは6日、大阪府池田市の宿舎前で、71年前の原爆による犠牲者を悼んで黙とうした。

 開会式リハーサルに出発する前の午前6時半、広島の方角を向いて整列。1分間、原爆犠牲者の冥福を祈った。広島市西区出身で、原爆投下時には母親のおなかの中にいた迫田守昭監督(70)は「広島代表のチームとして、離れていても原爆のことを意識してほしかった」と話した。

 兵庫県西宮市の甲子園球場であった開会式リハーサルでは、16番目に登場。広島大会の優勝旗を掲げた3年恩地康平主将(18)を先頭に、憧れのグラウンドを力強く踏みしめて行進した。1年河内恭英中堅手(16)は「緊張せずできた。全国の代表校と並び、いよいよ試合が近づいてきたんだと気合が入った」と振り返った。(長部剛)

(2016年8月7日朝刊掲載)

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