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外相と厚労相 被爆者見舞う 広島・中区 ヒロシマ8・6

 岸田文雄外相と塩崎恭久厚生労働相は6日、広島市中区の原爆養護ホーム舟入むつみ園を訪ね、被爆者を見舞った。

 ホールで入所者約70人の出迎えを受け、岸田外相は「オバマ米大統領の広島訪問を機に、核兵器のない世界をつくることが何より大切だ。皆さんの思いを受け止め、努力を続ける」と誓った。塩崎厚労相は「71年間苦労されて頑張っていただいたことに敬意と感謝を申し上げる」と話した。

 同園では現在、被爆者約100人が暮らす。代表3人が見舞金と花束を受け取った。爆心地から1・2キロの上柳町(現中区)の自宅で被爆した加藤萬喜子さん(87)は、岸田外相から花束を受け取り、「体を気遣っていただき光栄に思う。核兵器が二度と使われず、私たちのような目に遭う人がいない平和な世界になってほしい」と話した。

(2016年8月7日朝刊掲載)

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