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米核政策見直し期待 公明代表「具体的な行動を」

 公明党の山口那津男代表は6日、広島市中区のホテルで記者会見し、オバマ米政権の核政策の見直し検討に言及し「(オバマ大統領の)具体的な行動と指導力に期待している」と述べた。憲法改正を巡っては「国会の憲法審査会で慌てず落ち着いて議論を進めることが重要」と指摘した。

 山口氏は、4月に広島で開かれた外相会合や5月のオバマ氏の広島訪問を評価し、「今年は核廃絶に向けて大きな一歩を記す重要な年になった。ゴールではなく出発点」と強調。「広島で被爆の実相に触れた人は深い感銘と感慨を得て、その後の言動につなげている」とし、世界の政治指導者の被爆地訪問が必要との見解を示した。

 憲法改正については、新しい価値を加える「加憲」の立場をあらためて示し「党内で逐条的に基礎から議論していきたい」と述べた。(胡子洋)

(2016年8月7日朝刊掲載)

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