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低空飛行 「広域調査を」 島根県浜田市、知事に要請

 島根県浜田市の宇津徹男市長と同市議会の浜松三男議長が21日、県庁を訪れ、米軍機による低空飛行訓練中止など、国・県の2013年度予算編成に向けた市の重点要望11項目を溝口善兵衛知事に伝えた。

 宇津市長は低空飛行訓練について、益田市など周辺市町でも騒音調査を実施するよう口頭で要請。溝口知事は「客観的なデータを米軍に届けないと話が進まない。周辺市町と協調して態勢を整えたい」と前向きな姿勢を示した。

 このほか医師確保や高速道路網整備なども要望。溝口知事は医師確保について「島根大医学部地域枠などで県内に勤める医師が毎年20人ずつ増える。足りない所に行ってもらえるよう協議したい」と答えた。

 溝口知事は29、30日、各省庁に対する県の重点要望を提出する予定。要望には低空飛行訓練中止も盛り込んでいる。(土井誠一)

(2012年5月22日朝刊掲載)

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