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広島県北の8・6 三次でも住民追悼

 三次市内では、三良坂町の三良坂平和公園で原爆死没者追悼式典があり、三良坂中の1~3年生69人と住民たち計約130人が犠牲者の冥福を祈った。

 主催した三良坂平和を願う会の田口正行会長(59)は「核廃絶に向けたさまざまな活動に参加してみることが大事だ」とあいさつ。参列者は記念碑「母と子―わたす像」に折り鶴をささげた。原爆投下時刻の午前8時15分には全員が黙とうした。

 会場では、日本被団協が提唱する核兵器を禁止し廃絶する条約締結を国際社会に求める署名活動もあり、約30人分が集まった。

 同市高杉町の神杉コミュニティセンターでは「平和と戦没者慰霊の集い」があり、住民約60人が参加。被爆者の半田孝江さん(90)=三良坂町=の体験を聞き、平和の思いを新たにした。

(2016年8月7日朝刊掲載)

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