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灯籠1000個に火 平和祈る 三次市三良坂で600人が「つどい」

 広島県三次市三良坂町の三良坂平和公園で6日夜、平和のつどいがあった。市内外から集まった約600人が、点灯された、市民たち手作りの灯籠約千個を前に平和を祈った。

 地元の三良坂、吉舎、甲奴の3中学校の生徒計22人が、市平和非核都市宣言を朗読。参加者は、平和を願うメッセージカード付きのハト形風船約200個を飛ばした。

 「みんなともだち」「核兵器をなくそう」などのメッセージが記された灯籠に日没後、平和記念公園(広島市中区)の「平和の灯(ともしび)」から採った火をつけた。同公園の原爆の子の像にささげられた折り鶴を使った、花や地球のちぎり絵が浮かび上がり、幻想的な世界が広がった。

 三次市三次町の愛光保育所の年少畠山光喜ちゃん(3)は「色がいっぱいできれい」と見入っていた。(城戸良彰)

(2016年8月8日朝刊掲載)

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