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　米海兵隊岩国基地（岩国市）への空母艦載機移転を想定した安心・安全対策に関する岩国市、山口県、中国四国防衛局の三者協議会が２２日、岩国市役所であった。市は住宅防音工事の助成エリアなどの拡大を要請。防衛局は「本省に伝える」と答えた。

　福田良彦市長、辰己昌良防衛局長たちが出席した。防衛局によると、市内の約５００世帯から工事希望届があり、２０１１年度は４億３１００万円で４９世帯に実施。１２年度は予算１７億６千万円を計上している。防衛局は「厳しい財政事情のもと、積極的に取り組んでいる」とした。

　また終了後の記者会見で辰己局長は、３月から閉鎖中の米軍管理の一般向け道路について「開放できるよう、米軍側と最終的な協議をしている」と述べた。（酒井亨）

（２０１２年５月２３日朝刊掲載）