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「原発国民投票」 避難者が講演会 広島県

 福島第1原発事故で福島県南相馬市から広島市南区に避難している衣山弘人さん(54)が26日午後1時半から、中区基町の市青少年センターで国民投票をテーマにした講演会を開く。原発の是非を問う国民投票の実現を目指し、中区の原爆ドーム前で集めている署名は1万人を超えた。

 東京の市民団体「みんなで決めよう『原発』国民投票」の今井一事務局長が講演する。衣山さんは家族3人との避難生活を語る。定員40人。無料。

 昨年9月から、月―金曜日に原爆ドーム前で署名を集めている。署名数は22日現在で約1万2500人分。さらに協力の輪を広げるため、講演会を開く。

 原発稼働に反対する衣山さんは「賛否はそれぞれあっていいが、被爆地の市民にもっと原発への関心を持ってほしい」と呼び掛けている。Tel090(6257)8111。

(2012年5月23日朝刊掲載)

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