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長崎原爆の日 広島も悼む 中区 資料館で「慰霊の会」

 長崎原爆の日の9日、「慰霊の会」が広島市中区の原爆資料館東館であった。被爆者や市民約50人が、もう一つの被爆地の犠牲者を追悼し、平和への祈りに思いを重ねた。

 米軍によって長崎に原爆が落とされた午前11時2分、県被団協の坪井直理事長(91)たち出席者全員で黙とう。テレビ中継で、田上富久市長の平和宣言や、被爆者代表の平和への誓いなど長崎市の平和祈念式典の模様を見守った。

 その後、もう一つの県被団協の佐久間邦彦理事長(71)が被爆者代表であいさつ。核兵器廃絶を目指して日本被団協が提唱した国際署名運動に触れ、「長崎の被爆者も推進している。広島からも多くの署名を得られるよう頑張りたい」と述べた。(水川恭輔)

(2016年8月10日朝刊掲載)

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