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Peace Seeds ~ヒロシマの10代がまく種 第35号 「10代のヒロシマ体験」

〈ピース・シーズとは〉
 平和や命の大切さをいろんな視点から捉え、広げていく「種」が「ピース・シーズ」です。世界中に笑顔の花をたくさん咲かせるため、小学6年から高校3年までの49人が、自らテーマを考え、取材し、執筆していきます。

 ジュニアライターの「編集後記」です。記事の本文は22日(月)にアップします。

 福島の高校生との意見交換で、放射性廃棄物がいまだに大量に残され、行く場所もなく放置されている現実を知りました。改善のためにできることがあればやりたいです(岩田壮)

 今回、福島の高校生との交流で、私はヒロシマのことを伝え、同時にテレビでしか見たことのない福島の現状について教えてもらいました。質問をすれば普通に答えてくれましたが、大きな震災を経験したことのない私からしたら想像を絶する話でした。しかし体験談と同じくらい衝撃的だったのが、震災から5年しかたっていないにもかかわらず、その記憶が薄れてきているということです。そのことを同世代から聞くことで、震災や原発事故の記憶の継承は日本全体で取り組んでいくべきだと感じました。(岡田春)

 原爆資料館で福島の高校生たちが多くの写真を撮っている姿が印象に残りました。メモ係と写真係を分けている姿はジュニアライターに共通したものを感じましたが、彼らの方がよりプロのように見え、対抗意識が湧きあがりました。(谷口)

 福島の高校生の「物資の手助けもありがたいが、交流をもっとしてほしい。」という言葉が強く心に残っています。これからも交流を続けて、自分たちの記憶を未来につなげていきたいです。(鼻岡)

 福島の高校の人と平和記念公園を見て回った時に、以前に「ジュニアライターこの一作」を書くにあたって調べていた供養塔のことが役に立ったのでうれしかったです。これからも今までに学んだ知識をたくさんの人に伝えられるように頑張りたいです。(福嶋)

 ことし2月、私はピースシーズの取材として福島に行きました。久しぶりに会った皆さんとは緊張することもなく、また出会えたことがとてもうれしくて会話が弾みました。以前、福島に行った時、フクシマとヒロシマの「放射能被害という見えない恐ろしさ」という共通点を見つけましたが、なぜフクシマは風化が進み、ヒロシマは71年も受け継がれてきたのか、はっきりとした答えは見つかりませんでした。今回の交流では、福島の高校生にたくさんの話を聞くことで、フクシマの問題は彼女らの生活と隣り合わせでいることがあらためて分かり、また、実際に被害にあった浜通りの人々にあまり話を聞く機会がないことも分かりました。ヒロシマでは、今、被爆者の方々の話を聞くことができます。直接聞き、知ることの重要さに気付かされた2日間でした。(溝上希)

 福島の高校生と交流をして、初めて福島の生の声を聞けたような気がしました。私はこれまで福島のことをどこか人ごとのように思っていた節がありましたが、福島の人と交流をして私に関係のないことではないと分かりました。常に福島で目に入る、汚染された土が入った黒いごみ袋は、福島だけでなくて日本国民全員が考えなくてはいけない問題だと感じました。(山田)

 相馬高の大谷君はすごくよくしゃべる人で、僕らが聞いてないことも話してくれました。交流の時も福島のことをたくさん話してくれて、あっという間に時間が過ぎてしまいました。その様子を同じ相馬高校の和田山さんは困った感じで見ていました。今回の取材はいろんな意味で楽しかったです。(岩田央)

 被爆証言を聞いた時、福島の高校生が、福島第1原発事故の影響と関連付けて質問をしていたので、二つのことをつなげ、考えることができました。これからも、各地域の高校生と交流を続けていきたいです。(岡田実)

 2日間、福島の高校生と交流しました。同じ福島県内でも、深刻な被害を受けている地域とそうでない地域があることに驚きました。今回の交流で、たくさんある情報を自分で判断することの大切さを痛感しました。(上長者)

 3月に掲載したピース・シーズの取材で福島に行ったので、今回、会うのが2回目の人もいました。前回は、私が福島について教えてもらって、今回は、私が広島を紹介する立場だったので少し緊張しましたが、とても充実した時間を過ごせました。また、いろんな地域の人と交流する機会があればいいなと思います。(中川)

 子ども平和会議では、小学生の班で進行役をしました。それぞれ自分の地域で学んだことを一生懸命に伝えてくれてうれしかったです。また、会議の初めに、もみじまんじゅうやお好み焼きの食べ物リポートをするなど、緊張をほぐしながら楽しく進める事ができました。(沖野)

 子ども平和会議での同世代の人との意見交換はとても新鮮でした。同じ意見もあれば、自分には思いつかないような意見もあって面白かったです。これからの活動は、学ぶと同時に、意見を話したり聞いたりするのを積極的にしたいです。(川岸統)

 子ども平和会議で県外の子たちと、それぞれが地域で学んできた戦争の歴史を共有でき、とても勉強になりました。また、改めて広島に住む私たちは、平和学習をする機会にとても望まれているなと感じました。(鬼頭)

 意見を交換する大切さがよく分かりました。他の人から違う意見を聞くことで、自分の考えを深めることができたのでよかったです。これからは平和について勉強するだけでなく、普段から身近な人と議論し、学びたいです。(溝上藍)

 同世代の人との意見交流の中、大人とは違ういろんな視点からの意見が出ていました。それらはとても新鮮で、新しい観点から考えを見いだす事ができました。今回学んだ事を今後のジュニアライターの活動にもしっかり用いていきたいです。(プリマス)

 子ども平和会議で1番驚いたのは、グループのメンバーが、神奈川県から来た人がほとんどだったことです。休憩時間の時、私のグループで進行係をしていた大学生とジュニアライターの先輩と芸能人の話などをしてとても盛り上がりました。またいつか参加したいです。(川岸織)

 子ども平和会議のグループ討議の班は、広島以外に北海道、神奈川、兵庫、そして長崎からの参加者がいました。昼食の時、自分の住んでいる地域の方言や食べ物の話で盛り上がりました。平和についての話はもちろん、地域の特色も交流できて、あまり硬くならず楽しめました。また来年も参加したいです。(佐藤)

 子ども平和会議には、北海道から大分県までのたくさんの若者が集まりました。私のグループは宮城、神奈川、兵庫、広島の中学生7人でした。議題は「戦争はなぜ起きるのか」で、私のグループでは「小さな争いから、大きな戦争になる」という意見が多く出ました。けんかやいじめや差別などの身近な争いは戦争につながってしまうかもしれないので、絶対にしてはいけないと思いました。またグループ別の話し合いだけではなく、午後の虹のステージでも他の県の代表の意見を聞く事ができたので良かったです。(森本柚)

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