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ヒロシマ演説 詩と書で深く 市内で学生ら展示

 オバマ米大統領のヒロシマ演説をモチーフに安田女子大(広島市安佐南区)文学部日本文学科の学生が詩を作り、書道学科の学生が筆でしたためた。「ピースメッセージ」と題して広島市中心部で15日まで展示している。

 核兵器のない世界を追求する姿勢を強調した演説を深く理解しようと、日本文学科3、4年生23人が詩を作った。「全て消えた この地から 全ての国に 幸せの輪が 広がりますように」「穏やかな日々 永遠なれ 舵(かじ)を取れ 進み行け」…。川岸克己准教授(51)=日本語学=は「詩にすることで、翻訳では分からない大統領の心情に近づけたのでは」と話す。

 書道学科3年生6人が7月下旬、書道作品として完成させた。中区の紙屋町地区の商業施設やホテルなど6カ所で展示している。(佐藤憲佑)

(2016年8月11日朝刊掲載)

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