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　「伊方原発の再稼働を許さない市民ネットワーク・山口」の三浦翠代表（７２）＝周南市＝ら１７人は２５日、山口県庁を訪れ、定期検査のため運転停止中の四国電力伊方原発（愛媛県伊方町）の再稼働に反対するよう要請した。

　三浦代表は二井関成知事宛ての要請書を提出。その中で、山口県上関町八島が伊方原発から半径３０キロ圏内に入ることを踏まえ「県は伊方原発の『地元』になり、事故が起きれば放射性物質が偏西風に乗って瀬戸内海に滞留する」と指摘した。

　県商政課の平野展康企画監は「立地する愛媛県の判断を基本に山口県としての対応を検討する」と述べた。三浦代表は「とても不満だ。県民を守る観点で県としての対応を決めてほしい」と話した。

（２０１２年５月２６日朝刊掲載）