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世界平和 高校生が議論 広島・岡山7校の生徒企画

 広島、岡山両県の高校生が7月22日、広島市中区の原爆資料館で「第1回日本ユネスコ(国連教育科学文化機関)青少年平和フォーラム」を開く。高校生が自ら企画、主催し、高校生同士で国内外の問題を議論。世界平和の実現に向けて何ができるかを話し合う。

 参加者は、三つのテーマについて10人程度に分かれてグループディスカッションする。まず、主催者から事前に通知される国際情勢について学ぶ。次いで参加者が応募時に提案した議論したいテーマを話し合う。さらに、それらを踏まえて、高校生である自分が平和のため、どのように貢献できるかを探る。広島女学院の黒瀬真一郎理事長らからアドバイスもしてもらう。

 主催は、広島女学院(広島市中区)や盈進(福山市)、岡山学芸館(岡山市東区)など7高校の13人。執行部を編成し、会場の手配から参加者の募集、進行計画などの準備を進めている。

 きっかけは、ユネスコバンコクオフィス(タイ)、国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所、広島平和文化センターが3月下旬に広島市と江田島市で開いた「青少年平和大使ワークショップ」への参加。海外の若者と世界平和について議論する中、「日本の高校生も国際問題にもっと関心を持ち、ディスカッションしよう」と開催を決めた。

 執行部代表の広島城北高3年渡辺空太君(17)は「ヒロシマ、ナガサキを経験した日本に住んでいる僕たちは、世界を変えていく役目がある。みんなで世界に目を向け、成長したい」と話す。

 フォーラムは午前10時~午後5時半で、参加費は500円。定員100人。応募締め切りは6月30日。問い合わせはunescoypajapan@yahoo.co.jp(二井理江)

(2012年5月28日朝刊掲載)

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