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広島市と重慶市 記念行事が延期 友好都市提携30年

 中国・重慶市で24日に予定されていた、広島市との友好都市提携30年の記念行事が延期になったことが12日、分かった。主催する重慶市側が「市長の都合が付かない」として、12日、広島市に伝えた。

 市は22日から4、5日間の日程で、松井一実市長や永田雅紀市議会議長、文化団体の一行たち総勢30人の訪問団を派遣することにしていたが、見送る。

 市によると、12日昼前に重慶市から電話で連絡があった。両市で日程を再調整するという。沖縄県・尖閣諸島周辺を多数の中国公船が航行している問題で日中関係の緊張が高まっていることと、行事の延期との関連について、広島市国際交流課は「分からない」としている。

 両市は1986年に友好都市提携を結び、10年、20年の節目に相互訪問した。ことし10月、広島市である「重慶の日」の記念行事には、重慶市の訪問団が参加する予定という。

(2016年8月13日朝刊掲載)

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