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海外の若者と核廃絶考える 広島で21日から国際フォーラム

 広島県内と海外の若者が平和について討議する「ひろしまジュニア国際フォーラム」が21日、広島市中区の広島国際会議場などで4日間の日程で始まる。次世代の人材育成や国際平和拠点性の向上を目的に初めて企画した県は「若者の取り組みや熱い思いに触れてほしい」と、22、23日のプログラムを一般公開する。

 フォーラムには、海外20カ国・地域の中高生を含む計80人が参加。原爆資料館を見学したり被爆者の体験を聞いたりし、グループごとに核兵器廃絶と復興・平和構築に向けて実践できることを話し合う。総括として平和な世界の実現に向けたメッセージ「広島宣言」を発表する。

 一般公開は22日午前9時~10時40分の講演会と、23日午後3時~4時半のグループ報告・広島宣言の発表会。いずれも広島国際会議場である。

 講演会は国連広報センター(東京)の根本かおる所長が難民支援活動などの経験を踏まえ、国連の活動を中心とした平和への取り組みを紹介。外務省参与の中根猛大使は日本の核軍縮外交について話す。両日とも無料で、定員各450人。19日までに申し込む。県国際課Tel082(513)2361。

(2016年8月16日朝刊掲載)

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