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鐘鳴らし世界平和願う 終戦の日 広島市中区で高校生ら集い

 終戦の日の15日、広島市中区の平和記念公園で「平和の鐘」を鳴らし、平和を願う集いがあった。広島ユネスコ協会の主催で、会員や高校生たち約100人が参加した。

 亀井章会長(78)はあいさつで、6日の広島原爆の日は戦争被害の側面を、15日はアジア各国への加害責任を思い起こす日だと指摘。「加害責任を忘れないことが近隣諸国との友好関係を築くのに大切ではないか」と語った。

 高校生や平和団体の代表計5人は平和への思いを発表。広島大付属高2年武田聡美さん(17)=東区=は英語で「核廃絶や世界平和への努力を諦めてはいけない」と訴えた。

 正午に黙とうをささげた後、ノートルダム清心中・高(西区)の合唱部約20人が聖歌を合唱。最後に参加者が次々と鐘を突き、平和を願った。(坂本顕)

(2016年8月16日朝刊掲載)

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