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原爆映画 中高大生が意見交流 福山

 平和について学ぶ連続講座「ふくやまピース・ラボ」のメンバーが16日、福山市丸之内の市人権平和資料館で、原爆映画の上映会を開いた。感想を語り合い、原爆の惨劇への理解を深めた。

 中高大生のメンバーたち12人が、瀬戸内海を舞台に原爆の傷を負った家族を描く映画「夏少女」を鑑賞。友人を亡くし年月がたっても癒えない苦しみや、放射能の恐怖を映し出した物語で、メンバーは「原爆の被害をもっと知りたくなった」などと意見交換していた。

 鑑賞後は参加者に、福山空襲の被害を説明したり、空襲で亡くなった母子の物語を朗読したりした。

 若者同士で平和について語る機会をつくろうと初めて企画。大門高1年の前田ほのかさん(16)は「今後も朗読劇や映画を通じ意見交流する機会をつくりたい」と話していた。(高本友子)

(2016年8月17日朝刊掲載)

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