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島根1号機を鳥取知事視察

 鳥取県の平井伸治知事は17日、松江市鹿島町の中国電力島根原発を視察した。中電が先月、島根1号機の廃炉工程を示す廃止措置計画の認可を原子力規制委員会に申請したのを受け、現地を確認した。

 1号機建屋内で、使用済み核燃料722体がある燃料プール、原子炉格納容器などを視察。中電島根原子力本部の古林行雄本部長たちから説明を受けながら、約2時間かけて回った。平井知事は「規制委による審査の今後の見込みは」などと質問。古林本部長は「先に申請した他社は終わりが見えてきたと聞いている。追い付けるよう努力したい」と応じた。

 終了後、平井知事は「使用済み核燃料の搬出や、作業中に放射性物質が漏れないかとの懸念が地元にはある。中電は安全第一でしっかり作業を検証してほしい」と話した。

(2016年8月18日朝刊掲載)

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