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「高校生の可能性発信」 ひろしま総文 生徒実行委が解散

 広島県内を舞台に、7月30日から今月3日にかけて繰り広げられた第40回全国高校総合文化祭(2016ひろしま総文)で、大会を企画・運営した生徒実行委員会が17日、解散した。

 解散式に先立ち、実行委の役員8人が県教委で下崎邦明教育長と面会。委員長の県立広島商高3年平田みやびさん(17)が「多くの仲間に支えられた。大会を通じ、高校生の可能性も発信できた」と報告し、下崎教育長は「広島らしい素晴らしい大会だった。経験を生かし、次の夢を実現してください」とねぎらった。

 解散式は県庁講堂であり、メンバー約60人が1人ずつ、大会の成果や思い出を発表した。平和記念公園(広島市中区)も訪れ、開会式で観客が作った折り鶴約1500羽を原爆の子の像にささげた。

 広島県で初開催となった総文では、演劇や書道、吹奏楽など25部門に計約1万9千人が参加。実行委は14年7月に県内の高校生で立ち上げ、1、2期生の計94人が準備、運営に当たった。来年の総文は宮城県で開かれる。(胡子洋)

(2016年8月18日朝刊掲載)

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