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　九州南東部の太平洋で始まる日豪両国、米国を加えた３カ国の合同演習に参加するオーストラリア海軍の駆逐艦バララット（３６００トン）が３１日、海上自衛隊呉基地（呉市昭和町）に寄港した。

　岡浩幕僚長たち海自隊員約１５０人が、乗組員約１８０人を出迎えた。続いて入港式があり、ジョナサン・アーリー艦長が「両国関係がさらに発展することを願う」などとあいさつした。

　日豪の訓練は４、５の両日、３カ国は６～８日にあり、潜水艦の探知や追尾が主な内容になるという。海自隊から護衛艦と潜水艦各１隻、航空機１機が参加する。

　３カ国の訓練は２００７年度から、ほぼ毎年実施している。オーストラリア軍の呉基地への寄港は３年ぶり１５度目。４日午前、同基地を出港して訓練海域に向かう。（小林可奈）

（２０１２年６月１日朝刊掲載）