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戦没者遺族ら200人 平和の誓い 広島県府中市

 広島県府中市平和祈念式典が20日、広谷町の市保健福祉総合センター(リ・フレ)であった。昨年まで慰霊祭を開いていた市遺族会の高齢化が進み、市が引き継いで初めて開催。遺族たち約200人が平和への誓いを新たにした。

 戸成義則市長は「平和の尊さを次の世代に語り継ぐとともに恒久平和を確立する使命と責任を再認識する必要がある」とあいさつした。市遺族会の高橋伸吉会長は、5月に広島訪問したオバマ米大統領の演説の一節を引用し、時代の変遷を強調。「新たな活動も求められている」と述べた。出席者は献花台に花を手向けた。

 市内の小学生による平和学習の発表会もあった。式典前には広島市の土砂災害の犠牲者を悼み、黙とうもした。(山崎雄一)

(2016年8月21日朝刊掲載)

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