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2巨匠の作品上映へ 「母と暮せば」「東京物語」 みはら映画祭

 第16回みはら映画祭が9月3、4日、三原市円一町の三原リージョンプラザである。3日は「母と暮せば」(2015年、山田洋次監督)を、4日は「東京物語」(1953年、小津安二郎監督)を、それぞれ午前10時半と午後2時半から上映する。

 「母と暮せば」は、長崎原爆で亡くなった息子が亡霊となって戻り、母親と不思議な交流を果たす。「東京物語」は、尾道から子どもたちに会うために上京するが、つれなくされる老夫婦を通して家族の姿を描いた。

 4日午後1時半からは、「東京物語」に出演した俳優の香川京子さんの舞台トークがあり、「巨匠の思い出・心に残る作品」をテーマに話す。

 映画愛好家や市などでつくる実行委員会が企画。実行委の中野義孝会長は「巨匠と呼ばれる2人の監督が劇中にちりばめたさまざまな描写から、平和の尊さを感じてほしい」と話している。入場料は1作品1200円(前売り千円)。実行委事務局の市教委文化課Tel0848(64)9234。

(2016年8月23日朝刊掲載)

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